「アガスティアの葉って、何か“からくり”があるんじゃないの?本当に自分のことが書かれているなんて信じられないし、高額な儀式とかも怪しく感じてしまう…」 そう思う方もいるかもしれません。
実は、アガスティアの葉は“当たる・外れる”を超えた、魂の設計図を読み解く古代の叡智です。
この記事では、アガスティアの葉の仕組みやよくある誤解の背景を解説しながら、本物と偽物を見分けるための5つの視点を紹介します。
もくじ
アガスティアの葉とは?
現代の医師が血液の脈を診て体の状態を判断するように、アガスティア聖者は「魂の脈」を診て、アガスティアの葉を記しました。そのため、インドではこの葉のことを「ナディ(脈)」という言葉を使い、「アガスティア・ナディ」として語り継がれています。
アガスティア聖者は物語の登場人物ではなく、紀元前3000年頃に実在しており、彼が記した葉はなんと5000年もの時を超えて受け継がれてきました。ヤシの葉に記された情報は時間とともに劣化するため、1108年ごとに書き写され、古代タミル語で残され続けています。
その目的は「未来を予言する」ことではなく、この時代に生きる私たちへ、人生の使命を明確にし、その魂を成長へ導くことにあります。
指紋から葉を探す?
アガスティアの葉を読むには、まず本人の親指の指紋(男女で左右が異なる)から分類を行い、数百枚以上ある葉の中から一致する可能性のあるものを絞り込みます。アガスティアの葉は指紋の種類や国籍などによって葉の束が分れて保管されているからです。
その束の中から「あなたの父の名前は〇〇ですか?」「あなたの誕生日は〇月〇日ですか?」などの質問を通じて、“自分の葉”を特定していきます。
質問に「はい」「いいえ」で答えていく中で、該当する1枚が特定される瞬間を想像してみてください。多くの方が感動されます。
アガスティアの葉の誤解
誤解① 誰にでも当てはまる話を言っているだけ?
「人生に変化が訪れます」「運命の出会いが近づいています」といった、抽象的なメッセージだけを聞かされると、「それって誰にでも当てはまるよね?」と感じてしまうのも無理はありません。
しかし、アガスティアの葉には、家族の名前、生年月日、結婚の時期、職業の傾向、過去世の行いまで、個人レベルに落とし込まれた非常に詳細な情報が記されていることがあります。
ただしその真価は、正確な葉を探し出せるか、そしてタミル語の深い意味を正しく訳せるかにかかっています。
誤解② 高額な儀式はビジネスでは?
一部で「葉を聞いたあとに高額な儀式を勧められた」という話もあり、そこから“詐欺”だと感じてしまう人もいます。
本来、儀式とは過去のカルマを整え、魂の進化を助けるもの。アガスティア聖者の教えに基づき、インドの聖地で伝統的に行われるものですが、強制されたり、脅しのように迫られることは本来の目的と逸脱しています。
しかし残念ながら、中には「年収」までの情報提示を求められる主催もあるようで、そうした情報を元に法外な料金を請求する事例もあるため、信頼できる主催者かどうかを慎重に見極めましょう。
本物と偽物を見分ける5つの視点
① 指紋から葉を探す特殊なプロセスがあるか
本物のリーディングでは、まず親指の指紋から該当する葉を絞り込み、質問で1枚を特定します。このプロセスを省略し、最初から「これがあなたの葉です」と断言される場合は要注意です。
また、葉を探すために最初に必要な情報は「指紋」「名前」「性別」のみです。予約時点で生年月日や家族構成、職業などを詳しく聞いてくる場合は注意が必要です。
② 多重翻訳ではないか
アガスティアの葉は古代タミル語で書かれています。タミル語→英語→日本語という多重翻訳では、内容が薄まることがあります。タミル語→日本語に直接通訳できる人によって訳されているかが大きなポイントです。
特に安価なサービスを選んだ場合、英語を介した通訳が多く見受けられます。実際、他主催でアガスティアの葉を聞いた方のフォローを私が担当した際、多くのケースで「英語を挟んだ翻訳だったため内容が曖昧だった」「何を言われたかよく理解できなかった」という声をいただいています。
費用だけで判断せず、葉に込められた本当のメッセージをどれだけ正確に届けられる体制があるか?という視点がとても大切です。
③ 主催者に“透明性”があるかどうか
アガスティアの葉を安心して受け取るためには、主催者の姿勢ややりとりの「透明性」がとても重要です。信頼できるところでは、料金や流れについて丁寧に説明があり、質問にも真摯に対応してくれます。
逆に、「儀式の金額は人によって違うから答えられない」「電話では対応していません」「質問しても返答がこない」など、コミュニケーションが不明瞭な場合は注意が必要です。
アガスティアの葉は、神聖なものだからこそ、金額や対応に“誠実さ”と“見える形の信頼”があることが大切です。ただし、このような納得感や信頼は、「透明性」があってこそ生まれます。
信頼できる場所では、事前にできる範囲で丁寧な説明があり、価格帯やリーディングの流れについても明示されているはずです。受け手が安心して心を開ける環境があって初めて、アガスティアの葉の本質が伝わります。
④ 強引な儀式や物販、勧誘がないか
「今やらないと不幸になります」などと不安を煽るような言葉は、アガスティア聖者の教えにはありません。選択の自由を尊重しているか、信頼性を見極める大切なポイントです。
また、葉を聞いた後に、宗教的な会合への参加を勧められたり、特定の団体に入るように促されたりするケースも報告されています。さらに、アガスティア聖者の教えとは関係のない著書や教材、関連商品の物販を強引に紹介されることもあります。
その他にも、「特別な祝福を受けるには追加で◯◯円必要です」など、精神的な圧力をかけて購入や儀式を促すようなやり方は、本来の教えと大きくかけ離れています。
もちろん、これらの中にはご自身にとって価値のあるものも含まれているかもしれません。大切なのは、自分の意思で選ぶということ。信頼できる主催者は、受け手の自由と尊厳を尊重し、必要な情報を明確に伝えた上で判断を委ねてくれます。
⑤ リーディング後のフォロー体制があるか
本物のリーディングでは、聞いた内容をしっかり咀嚼し、生活に落とし込めるようサポートがあります。特に重要なのは、通訳者の言葉だけでは理解が難しい内容が多いという点です。
アガスティアの葉には、インド哲学や惑星(ホロスコープ)の話、カルマや儀式に関する教えなど、深い背景を含んだ表現が頻出します。これらは、現地の文化や思想に通じていて、専門的な知識がないと、その本質を正しく受け取るのが難しいこともあります。
例として、「ச்(ch)」に「அ(a)」を足したら「ச(cha/sa)」になるように、鋭い・硬い言葉にも愛を加えることで柔らかい音になる、というタミル語を元にしたアドバイスが葉の中で言われた方もいらっしゃいました。私は簡単なタミル語は理解することが出来るため、その意味を丁寧にお伝えすることができましたが、通訳者の音声だけではとても理解することが難しかっただろうと思います。
だからこそ、読み上げられた内容を“そのまま聞いて終わる”のではなく、日本人の理解に合わせて噛み砕き、個々の人生に落とし込めるようにフォローしてくれる体制があるかどうかは、非常に大切なポイントです。
占いではなく、“人生の導き”として捉える
アガスティアの葉は、聞いて終わりのサービスではなく、自分の人生と魂に向き合う機会です。
私はこれまで300人以上の葉の解説(葉を聞いていただいた後の個別セッション)に携わり、9回以上インドへ足を運び、現地の聖地や儀式を体験してきました。その中で感じたのは、アガスティアの葉は、受け取る人の準備が整ったとき、魂の奥底に響くようなメッセージを届けてくれるということ。本当に欲しかった言葉がそこに書かれていて涙する人を何人も見てきました。
葉には、「あなたは誕生日にこの葉を聞きに来ました」「満月の日に訪れました」と、聞くタイミングすら記されていることがあります。
その偶然に見えるタイミングは、実は生まれる前から“そのタイミング”を選んできたのかもしれません。
だから私は、アガスティアの葉を“占い”として終わらせたくないと思っています。
本物かどうかを見極めるために、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
なお、私は現在、アガスティアの葉の日本主宰として、古代タミル語に精通した信頼できる通訳者とともに、葉のリーディングをお届けしています。また、葉を聞いたあとに内容を深く理解できるよう、個別セッションを通してインド哲学や魂の視点からの解説サポートも行っています。
初めての方も安心して受けられるよう丁寧にご案内しておりますので、もしご興味のある方は、ぜひ【公式LINE】にご登録ください。ご相談やご質問もそちらから承っています。